☆古き良きアメリカ映画『アラバマ物語』&『奇跡の人』

2作品とも“午前十時の映画祭7”で観賞しました。
来年度も“午前十時の映画祭8”が引き続き開催されることになりました。
映画好きの人達が何度も観たいというだけあってどれもこれも名作ぞろい。
初めて見る作品もたくさんあり、今からとっても楽しみです(^^♪

☆『アラバマ物語』  原題:To Kill a Mockingbird  (1962年・米) 1/29観賞

    監督:ロバート・マリガン    原作:ハーパー・リー
    主演:グレゴリー・ペック、メアリー・バダム、フィリップ・アルフォード他


舞台は1930年代のアメリカ南部・アラバマ州。
まだまだ人種的偏見が色濃く残る小さな町での出来事を、主人公の女の子
スカウト(原作者がモデル)が大人になってから回想します。

好奇心いっぱいの子ども達(スカウト、兄、友達)は毎日遊び回っています。
弁護士の父親は、白人女性への暴行容疑で逮捕された黒人青年の弁護を
担当することになり、嫌がらせを受けながらも、青年の無実を証明するために
必死で弁護します。しかし全員白人の陪審員という状況で、先入観と偏見により
有罪の判決がでます。絶望した青年は逃走しようとして射殺されてしまいます。
子ども達もその法廷に入り込み、大人たちに混じって審判の一部始終を
見聞きするあたりが実にアメリカらしい。子ども達の目にこの現実がどう
映ったことでしょう。

お話はもう一つ。近所に住む通称 “ブー”。誰も姿を見たことがないため、あらぬ噂
が飛び交っていますが、子ども達は怖いもの見たさの好奇心で近くまで行ってみては、
逃げ帰り…。偏見を持たない父親のもとで育った子ども達はだんだんと “ブー”が
いい人ではないかと感じ始めます。そんな時に起きた事件で姿を現した “ブー”。
たぶん知的な障害があるものの、やはり心優しき大男でした。スカウトと “ブー”が
寄り添うシーンにほろりとしました。温かいエンディングでした。


☆『奇跡の人』 (1962年・米) 2/19観賞

  監督:アーサー・ペン
  主演:アン・バンクロフト、パティ・デューク他


野生児のようだった三重苦のヘレン・ケラーが、サリバン先生の熱心な教えに
よって、どんなものにも名まえがあり、言葉というものがあることを知り、生きる
喜びに出会います。この作品は小さい時に母親に連れられて観た記憶があります。
今回 Ο十年ぶりに観て、アン・バンクロフト(サリバン)とパティ・デューク(ヘレン)
の凄まじい演技にただただ圧倒されました。そして井戸から出る水に触れて初めて
出た言葉とともに喜びに満ち溢れたヘレンの表情が素晴らしかった。感覚だけが
すべてのヘレンに一筋の光が見えた瞬間でした。

両方とも1962年の作品。人種や障がいの壁を取り払って人権を勝ち取りつつ
あった時代でしょうか。アメリカの良心の感じられる素敵な作品でした。
かの大統領にぜひ見て欲しい映画ですね~。
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Re: 懐かしい!

りんごかあさん、おはようございます!

映画のことばっかりの細々としたブログにいつもありがとうございます。
りんごかあさんもなかなか映画通ですね~🎵
午前十時の映画祭はホントに素敵なシリーズです。
まぁ、たまにわたし好みじゃないな~って作品もありますが、
それもまた楽しかったりします。
 
カナダでは子どもから大人までみんなが知っているお話なのですね!
最近のアメリカ映画はなかなか観たいな~ってものがないのですが、
この時代は心温まる作品がたくさんありますね。この『アラバマ物語』、
(カナダでは「モッキンバード」なのですね)もとても心に響きました。

> 未だに人々に訴える何かを持っているのは、人間が根本から変わっていない証拠かもしれませんね。>

確かにそうですね~。周りを見回しても、世界を見回しても、根本は何も変わって
いないようにも・・・。見ながら現実世界のことを考えてしまいました。
りんごかあさんがおっしゃるように、だからこそ心の奥底まで響いてくるのですね。

「奇跡の人」をはじめ、どの作品もみる年齢やその時の自分の状況によっても
毎回感じ方が違うものですね。子どものときに見て以来だったので、あ~こういう
映画だったんだとノスタルジーも感じながら観賞しました。

いつも下手な感想ですが、これからもどうぞよろしく(^^♪

懐かしい!

こんにちは!

いつもいつも、「次は、くまねこくんさん、どんな映画のことを書いてくれるかな?」と楽しみにしています。

今日は何とも懐かしい2本のお話!
 
「モッキンバード」は大好きです。何回見たか数え切れないくらいですが、何回見ても考えさせられる映画ですよね。
ここらでは(多分アメリカでも)、小学高学年から中学生の間くらいに原作が授業で取り上げられ、次いで映画鑑賞することが多いです。人種問題・正義・偏見について考える好材料だからでしょうね。
今よりももっとずっと保守的で排他的だった頃のアメリカ南部の物語が、未だに人々に訴える何かを持っているのは、人間が根本から変わっていない証拠かもしれませんね。悲しいことですが・・・。

「奇跡の人」は2回くらいしか観たことがありません。
お話だってもともと凄まじいものですが、おっしゃるとおり、アン・バンクロフトとパティ・デュークの2人の体を張った演技は、アカデミー賞に十二分に値するものですね。申し訳ないけれど、脇役の方々はまるで目に入らなければ、記憶にも残っていません。

午前十時の映画祭って、素敵なシリーズですね。ウェブサイトを覗いてみました。
いいなぁ、昔の、粋だったり味があったり憂いがあったりする、昨今の即物的な映画とは違う、含みのある映画がまた観られて~。
次は何を観に行かれますか? 楽しみに待っています!
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