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☆愛情がほとばしる映画『Mommy/マミー』

紫陽花の季節になりました。今年は例年より開花が早いように思います。
わざわざ出かけなくても町のあちこちに咲いていて、毎日自転車を走らせ
ながら目の保養をしています。雨が降るとひときわ色が映えますね。
丈夫で虫もつかず、日本の風土に合った植物なのでしょう。
わが家でも毎年元気に咲いてくれます。
2015紫陽花














☆『Mommy/マミー』 (2014年・カナダ) 5/10観賞

監督・脚本: グザヴィエ・ドラン
主演:アンヌ・ドルヴァル、スザンヌ・クレマン、アントワン=オリヴィエ・ピロン


監督・脚本のグザヴィエ・ドランは、 1989年のカナダ生まれ。現在26歳。
監督デビュー作は17歳のときに自ら書いた脚本を19歳で監督として完成させた
『マイ・マザー』(09)。今、世界中から注目されている若手監督です。

ストーリーの背景として冒頭に
  【とある架空世界のカナダでは、2015年の連邦選挙で新政権が成立。
   2ヶ月後、内閣はS18法案を可決する。公共医療政策の改正が目的である。
   中でも特に議論を呼んだのは、S-14法案だった。発達障がい児の親が、経済的
   困窮や、身体的、精神的な危機に陥った場合は、法的手続きを経ずに養育を
   放棄し、施設に入院させる権利を保障したスキャンダラスな法律である。】
という説明があります。

映画では架空のカナダという設定ですが、人権意識の強い実際のカナダからみたら
とんでもない法案なのでしょう。残念ながら、人権意識のまだまだ低い日本からみると、
法案こそないものの、施設入所が当たり前のように考えられている現実があります。
そのせいか、背景の説明と映画の内容とが今ひとつピンとこないものがありました。

映画はなかなか見応えがありました。まず画面が1:1の正方形で、とても小さい
のです。小さいからこそ人物描写がより鮮明にあぶりだされるように思いました。
夢想するシーンで一度スクリーンが拡がるのですが、再び現実に戻ると画面もまた
正方形にもどってしまいます。

夫と死別してシングルマザーのダイ。施設に預けていたADHD(注意欠如・多動性
障がい)の15歳の息子スティーヴと再び一緒に暮らすことになります。不器用ながらも
精一杯息子に愛情を注ごうとするダイ。スティーブも、大好きな母親を守りたいとはり
きるのですが、感情がおさえきれず、すぐに攻撃的な行動をとってしまいます。
ドタバタで破滅寸前の暮らしをしている二人の前に現れたのが、お向かいに住むカイラ。
彼女は精神的な事で吃音になり教師を求職中。夫や娘とも会話がうまくできません。
しかしなぜか、ダイとスティーヴの前では気持ちが和らぎ普通に話せます。
カイラはスティーヴの家庭教師をかって出てることに。スティーブも穏やかさを少し
取り戻し、三人はなくてはならない存在になっていくかに見えるのですが…。

息子への愛情を信じてただひたすらもがき、葛藤し、振りまわされ、疲れきるダイ。
スティーブも、ひたすら母を愛し、母の愛情を信じながらも、苛立ちもがく毎日。
二人と出会って変われるような気がしたカイラも結局は変われない。
三人の圧倒されるようなもがきが、きめ細やかに描かれています。
はたして三人の未来は?せめて希望をもって生きていきたい…。

ダイ、スティーブ、カイラの演技が素晴らしかったです!



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