老いるということ

わが家のネコさん、日に日に老いがすすんでいます。
19歳というと人間で92歳くらいだそうです。ちょうど実家の父と同じ
くらいの歳かな。ホームヘルパーという仕事柄、日々高齢者の方々と
接していますが、ネコの老いていく姿を見ていると、人の老いのことや
自分の将来のことをつい考えてしまいます。

父のような自分で何でもできる元気な老人は介護保険を使いませんが、
訪問先の方は、健康や身体的なことに支障があったり、身体は元気だけれど
認知に少し支障があったりなどでヘルパーの手伝いを必要とされています。
それにしてもここ10年ほどで日本人はほんとに長生きになりました。
そして、ひとり暮らしの方が多いですね。

たまに頭の柔軟な方もおられますが、歳を重ねるごとに頭が固くなっていく
ことは避けられないものなんですね。これは自然なことなんだと思います。
自分の話ばかりで、人の話が耳に入っていかない。新しいことが理解できない。
一度思い込んだらそれをくずせない。愚痴っぽくなったりせっかちになったり
こだわりが強くなったり。頑固だった人がますます頑固に。etc.

マイナス面ばかり列挙してしまいましたが、そういう傾向が多いような。
ヘルパーが出会うのは、お手伝いや介護が必要になってから。
どの人にも元気でバリバリやっていた時代があったことでしょう。
さまざまな老いの姿に接していると、時々考えます。
いったい私はどんな風に老いていくんだろう?
頑固で愚痴だらけのおばあちゃんになっていそうです。
自分じゃどうしようもできないし、考えても仕方ないですけどね。

好奇心をもって、楽しく!これが元気で長生きの秘訣かな.。
父を見ていてそう思います。そのしっかり者の父でさえ、やっぱり
自分の話ばっかりで、私のことなどあまり関心なさそうですけどね~(^-^;



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☆邦画『ビリギャル』&『駆込み女と駆出し男』

わが家のネコさん、その後少し元気になってほっとしています。
なんせ高齢なので時々変な行動もしますが、温かく見守っていきます。

さて映画の話。ついついネットで作品のユーザーレビューを見てしまい、
評価が高いと、そんなに面白いのかな~とこれまたついつい観に行って
しまったりします。これって、ちょっと期待するからかえってよくないですね。
感じ方は人それぞれ。笑うツボ・泣くツボ・感動するツボ、みんな違うものね。
この2作品も、ネット上ではけっこう評価が高いようです。
どちらもまあまあいい作品ではありますが、感動!とまでは…。
近ごろ、余韻が残るような日本映画になかなか出会えないのが残念です。

☆『ビリギャル』 (5/19 観賞)

監督:土井裕泰  原作:坪田信貴 脚本:橋本裕志
主演:有村架純、伊藤淳史、野村周平、吉田羊、田中哲司 他


「学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶應大学に現役合格した話」
実話が基になっています。主役の金髪で超ミニの女子高生‟さやか”に、
「あまちゃん」以来ひっぱりだこの有村架純さん。素直でチャーミングで頑張り屋の
女子高生を爽やかに演じています。塾の講師(原作者)の伊藤淳史さん、塾長の
あがた森魚さんがほのぼのとしたいい味を出していました。

ビリギャルの成功物語というよりも、父と息子(さやかの弟)の話もからめた家族
再生のホームドラマって感じです。娘を信じて愛情たっぷりに見守る母親に
吉田羊さん。テレビドラマでのイメージと違って、母親役がとてもしっくりきました。
明るく気持ちのいい映画でした。


☆『駆込み女と駆出し男』 (6/3観賞)

監督:原田眞人  原案:井上ひさし
主演:大泉洋、戸田恵梨香、満島ひかり、樹木希林、山崎努 他 


井上ひさし原案、舞台が鎌倉の東慶寺ということに惹かれて観にいきました。
江戸時代、幕府公認の縁切寺、東慶寺には様々な事情を抱えた女たちが離縁を
求めて駆け込んできます。駆け込む女たちの聞き取り調査を行う御用宿・柏屋に
居候しているのが、戯作者志望で医者見習いの信次郎(大泉洋)。訳あり女たちの
人生の再出発のためにドタバタと日々奔走しています。

駆け込みの作法や時代背景など初めて知ることがいろいろあり興味深かったですね。
ただ、セリフが早口すぎて聞き取りにくいのが最大の難点でした。話もあっちにとんだり
こっちにとんだり、人情もののようなコメディのような、笑えそうで笑えない、
泣けそうで泣けない、ちょっと中途半端な感じでした。
冒頭、満島ひかりさんの口がお歯黒だったので、時代考証がしっかりした映画かなと
期待したのですが、東慶寺内の女性たちはみんな現代風でこれまた中途半端でした。
駆込み女のひとり、戸田恵梨香さんがなかなかかっこよくて、こんな役も出来るんだと
今回一番の収穫でしたね! 題材も役者もとても良いのにもったいない映画でした。


ねこの潔さと切なさ(=^・^=)

わが家のねこ。19歳。
19年前の春、家の前でミーミーとさまよっていた子ねこが、縁あって
わが家の同居人(ねこ)になりました。

ついにお別れのときが近づいてきているようです。
ここ1~2年、急に老いが進んだ感じでしたが、ここ半年ほどは
粗相も少なくなり食欲もあって元気にすごしていました。
それが、ここ1~2週間ほど、ずいぶん細くなって毛が薄くなり、
体が落ち着かないのか、丸くなるのではなくうずくまっていることが
多くなり、場所もあっちいったりこっちいったり。

昨日の朝、普通に食事をしたあと外へ出たがって、その後姿が見え
なくなりました。いつもだと用を足した後すぐにもどってくるのに…。
夕方になっても帰ってこないので心配していたら19時過ぎになって
ひょっこり顔を出しましたが、すぐまた出て行ってしまいました。

あわてて後をつけてみると、まず庭で水を飲んでからフェンスの向こうの
畑の中(自宅の横が貸農園になっています)を歩いていきます。探しに行くと、
畑の真ん中でうずくまっていたので抱えて家まで連れて帰ってみたのですが、
すぐまた庭で水を飲んでさっきと同じコースを歩いて畑に行ってしまいました。
暗くて見えなくなり、雨も降ってきそうでとても心配でしたが、きっとひとりで
いたいのだろうなと夜が明けるのを待ちました。

気になって早くに目が覚め、明るくなったので4時半ごろ畑の中を探すと、
葉っぱの陰にでもいるのかと思ったら、畑の真ん中の土の上でびしょびしょに
なってうずくまっていました。私の顔をみると、か細く「ニャー」。
抱っこして連れ帰り、ひとりになりたいだろうからと、お風呂場の隅に
段ボール箱を置いて入れてあげると、少し安心したのか落ち着いたようなので
ほっとしました。濡れた体を拭いてあげたかったけれど、水と食べ物をそばに
置いてそっと見守ることにしました。本能からの行動なのでしょうが、
潔く、愛おしく、そして切ないですね。


☆愛情がほとばしる映画『Mommy/マミー』

紫陽花の季節になりました。今年は例年より開花が早いように思います。
わざわざ出かけなくても町のあちこちに咲いていて、毎日自転車を走らせ
ながら目の保養をしています。雨が降るとひときわ色が映えますね。
丈夫で虫もつかず、日本の風土に合った植物なのでしょう。
わが家でも毎年元気に咲いてくれます。
2015紫陽花














☆『Mommy/マミー』 (2014年・カナダ) 5/10観賞

監督・脚本: グザヴィエ・ドラン
主演:アンヌ・ドルヴァル、スザンヌ・クレマン、アントワン=オリヴィエ・ピロン


監督・脚本のグザヴィエ・ドランは、 1989年のカナダ生まれ。現在26歳。
監督デビュー作は17歳のときに自ら書いた脚本を19歳で監督として完成させた
『マイ・マザー』(09)。今、世界中から注目されている若手監督です。

ストーリーの背景として冒頭に
  【とある架空世界のカナダでは、2015年の連邦選挙で新政権が成立。
   2ヶ月後、内閣はS18法案を可決する。公共医療政策の改正が目的である。
   中でも特に議論を呼んだのは、S-14法案だった。発達障がい児の親が、経済的
   困窮や、身体的、精神的な危機に陥った場合は、法的手続きを経ずに養育を
   放棄し、施設に入院させる権利を保障したスキャンダラスな法律である。】
という説明があります。

映画では架空のカナダという設定ですが、人権意識の強い実際のカナダからみたら
とんでもない法案なのでしょう。残念ながら、人権意識のまだまだ低い日本からみると、
法案こそないものの、施設入所が当たり前のように考えられている現実があります。
そのせいか、背景の説明と映画の内容とが今ひとつピンとこないものがありました。

映画はなかなか見応えがありました。まず画面が1:1の正方形で、とても小さい
のです。小さいからこそ人物描写がより鮮明にあぶりだされるように思いました。
夢想するシーンで一度スクリーンが拡がるのですが、再び現実に戻ると画面もまた
正方形にもどってしまいます。

夫と死別してシングルマザーのダイ。施設に預けていたADHD(注意欠如・多動性
障がい)の15歳の息子スティーヴと再び一緒に暮らすことになります。不器用ながらも
精一杯息子に愛情を注ごうとするダイ。スティーブも、大好きな母親を守りたいとはり
きるのですが、感情がおさえきれず、すぐに攻撃的な行動をとってしまいます。
ドタバタで破滅寸前の暮らしをしている二人の前に現れたのが、お向かいに住むカイラ。
彼女は精神的な事で吃音になり教師を求職中。夫や娘とも会話がうまくできません。
しかしなぜか、ダイとスティーヴの前では気持ちが和らぎ普通に話せます。
カイラはスティーヴの家庭教師をかって出てることに。スティーブも穏やかさを少し
取り戻し、三人はなくてはならない存在になっていくかに見えるのですが…。

息子への愛情を信じてただひたすらもがき、葛藤し、振りまわされ、疲れきるダイ。
スティーブも、ひたすら母を愛し、母の愛情を信じながらも、苛立ちもがく毎日。
二人と出会って変われるような気がしたカイラも結局は変われない。
三人の圧倒されるようなもがきが、きめ細やかに描かれています。
はたして三人の未来は?せめて希望をもって生きていきたい…。

ダイ、スティーブ、カイラの演技が素晴らしかったです!



生田緑地散策~ばら苑

6月、水無月。そろそろ梅雨に入りそうですね。
春になって、月に一度くらい出かけています。今回は、川崎の
生田緑地にある『ばら苑』と『岡本太郎美術館』に行ってきました。

この「ばら苑」は、1958年に、向ヶ丘遊園オープン開業30周年記念事業として
開園したそうです。向ヶ丘遊園は2002年に閉園してしまいましたが、
「ばら苑」存続を求める市民の声に応えて、川崎市が維持管理を引継ぎ、
「生田緑地ばら苑」として春と秋に一般公開されています。
ボランティアの方々がばらの育成や施設の管理をされているそうです。
今年の春は5/14~31に公開されました。 <入園料:無料>


5月30日(土)、暑いくらいの陽気でした。
今年は開花が早かったそうで、見ごろを過ぎていてちょっと残念でしたが、
四方が雑木林に囲まれ、まるで桃源郷のような場所でした。

ばら苑一望
















坂道を登って雑木林を抜けると眼下に花園が広がります。

青空とばら













青空とばら。気持ちいい~。

黄色いバラ













黄色いバラがかわいい!

クィーンエリザベス













クィーンエリザベス。(ロイヤルコーナーにて)

蜜と香りに誘われて













蜜と香りに誘われて…。


私はとくにバラ好きではないのですが、青空のもと、たくさんのバラに
囲まれると幸せな気分になりますね。次回公開は10月中旬だそうです。
今度は一番きれいに咲いているときに見に行きたいな ^^♪ 
無料で楽しませてもらったので、わずかながら≪ばら募金≫をすると
花の種を下さいました。

午後は、「かわさき宙(そら)と緑の科学館」のカフェでランチ休憩をしたあと、
「岡本太郎美術館」でTAROの世界に浸ってきました。
生田緑地には、他にも「日本民家園」「藤子・F・不二雄ミュージアム(予約制)」
など緑の中にいろんな施設があります。


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日々の暮らしの中で
思った事、感じたことを…
(マメじゃないので時々更新です)

アナログな暮らしが好きです♪

✿趣味:映画、土いじり

✿どんぐりの絵、ペイントで書いたので
  ちょっといびつですが…

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