☆名作の楽しみ~『太陽がいっぱい』&『地上より永遠に』~

昔の映画や昔の写真・映像を見るのが好きです。
だから、午前十時の映画祭シリーズは新作よりも楽しみだったりします。
何十年たっても大勢の人に観てもらえる映画っていうのは、やはり面白い
ですね。そして、その作品の作られた時代の空気を感じるのがなにより楽しい。
なんせ子どもの頃から、過去へのタイムスリップに憧れている私なので…(^^)

☆『太陽がいっぱい』 (1960年・仏伊)新・午前十時の映画祭で10/11観賞

 監督:ルネ・クレマン
 主演:アラン・ドロン、マリー・ラフォレ、モーリス・ロネ 他

テレビで一度観たことがありますが、内容はすっかり忘れていました。でも、
ニーノ・ロータの哀愁をおびたテーマ曲があまりにも有名で、何回も観たような
錯覚におちいってしまいますね。サスペンスなのですが、なかなかおしゃれな映画です。
かつてハンサムの代名詞だったアラン・ドロン。目がとても魅力的でした。

主人公トムは、金持ちで放蕩の友人フィリップを殺し、その友人に成りすまします。
友人の服を身に着け、サインの練習・パスポートの偽造・タイプライターの偽装レター・
電話での小細工…。アナログな時代の偽装工作が興味深いです。
そして、偽装に勘付いた知人も殺してしまいます。その巨体を運ぶシーン、まさか堂々と
死体を運んでいるなんて思わないから周りは意外に気付かないのかもしれないですね。
今度はその殺人を、かつて殺した友人フィリップの犯行に仕立て上げて、再びトムに
もどり、フィリップの恋人のマルジェまで自分のものにします。
卑屈だった人生とおさらばし、すべてを手に入れたトム。犯行がばれる直前、
 「太陽がいっぱいだ」 「最高だ!」
太陽がギラギラ照り付ける海辺でチェアに寝そべって至福の表情でつぶやきます。
メイドに呼ばれて、何の疑いも持たず、満面の笑みで歩いていくラストシーンが
この映画のすべてを物語っているように思います。

観賞後の帰り道、一瞬でも「最高だ!」って言える人生って幸せなのかもしれない。
私にそんな瞬間ってあったかな?このまま死んでいくのかな、なんて、
秋のせいか、感傷的になってしまいました。


☆『地上(ここ)より永遠に』(1953年米)新・午前十時の映画祭で10/25観賞

監督:フレッド・ジンネマン
主演:モンゴメリー・クリフト、バート・ランカスター、デボラ・カー、
    フランク・シナトラ、ドナ・リード他

はじめて観る映画です。ラブロマンスかと思っていたら違っていましたね。
太平洋戦争直前のハワイ・ホノルルの米軍基地が舞台。
まだまだのんびりしたムードが漂う軍隊生活で、隊員たちは休みの日に歓楽街に出かける
のが唯一の楽しみになっています。しかし、一旦上官の反感をかうと、待っているのは
いじめと虐待。どんなに虐待されようが自分の意思を貫き通すプルーイット。
虐待で命を落とす友人のマギオ。要領よくやりながらも、二人のピンチを陰で助ける
ウォーデン軍曹。軍隊生活しか知らないプルーイットも命を落とすことになるのですが、
ラブロマンスもからめながらの見応えのある作品でした。

日本軍の突然の爆撃(真珠湾攻撃)のシーンは胸に詰まるものがありました。
映画の中で、米軍側の気持ちになっているときの日本軍の攻撃。討たれて倒れる米兵も
哀れ、落ちて行く日本の爆撃機も哀れ、戦争というものがいかに虚しいものか…

ラスト、アメリカ本土へ帰る船上での二人の女性が交わすセリフが潔かったですね。
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NHKさん、それはへんでしょ!~受信料のこと~

半月ほど前から娘がひとり暮らしを始めました。
家にいるころからあまりテレビを見ない子で、引っ越し先にもテレビはありません。
さっそくNHK(地域スタッフ)が受信契約をするようにとやってきたそうです。
常に、引っ越してきた人がいないかあちこち歩き回っているのでしょうね。

もちろん娘はテレビを持っていないと答えたそうです。
そしたら今度は、携帯かスマホにワンセグ機能がついていたら契約が必要だと
言ってきたそうです。スマホでテレビは見ないと言っても引き下がらず、
今急いでいるというと、契約書類を置いて帰ったそうですが、変な話ですよね。

その話を聞いて「実際見てないんだから、絶対契約しちゃだめよ!」と伝えましたが、
ワンセグ機能付きの携帯やスマホを購入しただけでNHKと契約しなきゃいけない
なんて、ほんとに変な話です。だったら携帯会社が購入時にNHKの受信料もかかって
きますがよろしいですか?と説明するべきですよね。それも、場所によっては
ろくに映らないようなワンセグで同じ料金を取ろうなんてあきれます。

ちょっと調べていたら、放送法に下記のような条文がありました。

(受信契約及び受信料)

第六十四条  協会の放送を受信することのできる受信設備を設置した者は、協会とその放送の受信についての契約をしなければならない。、ただし、放送の受信を目的としない受信設備又はラジオ放送(音声その他の音響を送る放送であつて、テレビジョン放送及び多重放送に該当しないものをいう。第百二十六条第一項において同じ。)若しくは多重放送に限り受信することのできる受信設備のみを設置した者については、この限りでない


スマホや携帯の場合、「放送の受信を目的としない受信設備」にあたるのでは
ないかと思いますがね~。

☆ごきげんな映画 ^^♪ 『ジャージー・ボーイズ』

秋は映画の季節。もちろん、春も夏も冬もですけどね ♪
10月の1本目は、クリント・イーストウッド監督の最新作です。 

☆『ジャージー・ボーイズ』 (2014年・米) 10/8観賞

     監督:クリント・イーストウッド
     主演:ジョン・ロイド・ヤング、エリック・バーゲン、
        マイケル・ロメンダ、ビンセント・ピアッツァ

何の予備知識も持たずに観に行きました。後で知ったのですが、
ブロードウェイのヒットミュージカル「ジャージー・ボーイズ」を基に
映画化したもので、主演の何人かは舞台と同じ俳優さんだそうです。

ニュージャージー州の貧しい地区で生まれた4人の若者。ニュージャージー出身
で成功する道は3つ、軍人になるか、ギャングになるか、スターになるか。
音楽の夢を持ち、天性の歌声と才能を持った彼らはやがてスターの座に上り詰め、
夢のような栄光を手に入れます。しかし、やがて家庭の不和、仲間の裏切りや
借金などなど挫折を味わうことになります。去っていく仲間、娘の死…。

劇中で4人が歌う『シェリー』、バンド名は《ザ・フォー・シーズンズ》
リアルタイムでは聴いていませんが、ラジオでよく流れているなじみのある曲です。
そこで初めて、これって実話なんだと気が付きました。
歌っているバンド名もはじめて知りました。

1960年に結成。この『シェリー』のヒットを皮切りにビルボ-ド1位を独占し、
世界的な人気バンドになっていったそうです。
『君の瞳に恋してる』も、題名は知らなかったけれど、聴きなじみのある曲で、
とても乗りがよく、思わず合わせて体を揺すりたくなりました🎶

1990年、《ザ・フォー・シーズンズ》はロックの殿堂入りをします。
それを機にバラバラになっていた4人が集まり歌います。とても幸せそうに。
キャスト総出演で歌い踊るミュージカル風のエンディングが最高にごきげんでした♪

50~60年代の雰囲気もとてもよくでていて、俳優さんたちも舞台と同じ人達
だけあって、ボーカルのハイトーンの歌声、息もぴったりのハーモニー。
音楽ってこんなに楽しいんだ!って再認識しました。映画を見て以来、ずっと
『シェリー』と『君の瞳に恋してる』の2曲が頭の中で流れ続けています♬ 
他にもヒット曲満載でしたよ。

84歳のクリント・イーストウッド監督、まだまだ現役で作り続けてほしいですね!


ついに来たか!老ネコさんの介護? (=^・^=)

わが家のおばあちゃんネコさん、推定18歳半。
ここ一年、どんどん老いが進み、夏の間はお腹が空いた
とき以外は寄ってくることもあまりなく、ほとんど
お風呂場で寝てすごしていました。

ところが最近なんとなく落ち着きがなくなり、寝る場所も
定まらないみたいで、ちょっと寝てはウロウロ歩き回っています。
ひざの上に乗ってくることも多くなり、寒くなってきたから
温もりを求めて人恋しくなったのかな~と思っていました。

いつも昼間はほとんどお留守番状態ですが、粗相をすることは
ありませんでした。それが昨日の夕方、部屋の隅に大量の
おしっこ。間に合わなかったのかな~と思っていたら、そのあとも
数回そこにしゃがんでポタポタ…ちょっと歩いてポタポタ…。
なんだかしまりがなくなったみたいです。
ここ半年、ネコにも認知症があるんだな~って感じていたので、
ついに来たか!って思いました。

どうすりゃいいもんだか?とにかくペットシート買ってそこらじゅうに
敷き詰めて置くしかないのかな?昼間は留守がちだしな~。
初めての経験で少々頭を悩ませています。

☆映画『グレートデイズ!~夢に挑んだ父と子~』&『幕末太陽傳』

☆『グレートデイズ!~夢に挑んだ父と子~ 2014年・フランス(9/3観賞)

    監督:ニルス・タヴェルニエ
    主演:ジャック・ガンブラン、アレクサンドラ・ラミー、ファビアン・エロー

車いすの生活の17歳の少年、ジュリアン。
久しぶりに帰って来たのに、息子とどう接していいかわからず不愛想なお父さん。
父親が若い頃に、トライアスロンに出場したことがあると知ったジュリアンは
「お父さんとアイアンマンレースに出たい!」ととんでもない提案をします。
反対する父親に夢の大切さを語る友人たちの協力が爽やかです。
ついに父と子が二人三脚で夢に向かって走り出します。
心配でたまらなかった母親も息子の自立を見守ります。

とにかくお父さんの頑張りが半端ないです。過酷なレース、スイム3.8㌔・
バイク180㌔・ラン42.195㌔の行程を、一人でも大変なのに、息子とともに
泳ぎ、走りぬくのですから。それも中年のおじさんが。こちらまで力が入りました!

ジュリアン役の少年、自身も車いす生活のファビアン・エローくん。
監督が170施設を訪ね歩いたなかで選ばれたそうで、とても自然体で、
目がキラキラした少年でした。
映画の舞台はどこなんでしょう?自然がいっぱいでとてもきれいな風景でした。
ニースが出発地の、アイアンマンレースのスタートシーンもすごい迫力でした。

 

☆『幕末太陽傳』~デジタル修復版~ (1957年・日活)
                      新・午前十時の映画祭で9/20観賞
    監督:川島雄三
    主演:フランキー堺、南田洋子、左幸子、石原裕次郎、芦川いづみ他

半世紀以上前の作品ですが、とてもテンポがよくコミカルで、そのうえ出演者が
そろいもそろって芸達者。主人公、居残り佐平次役のフランキー堺さん、遊郭の
女郎役の南田洋子さん、左幸子さんのからみが抜群に面白かったですね~。

品川宿の遊郭「相模屋」を舞台に繰り広げられるドタバタ劇。石原裕次郎扮する
高杉晋作とその仲間が出入りしていたり、駆け落ちや心中もどきがあったり…。
時代に勢いがあったからでしょうね、このころの映画はとてもエネルギーを感じます。

9月は、バタバタしながらも4本観賞できて満足です!

☆9月に観た映画~『柘榴坂の仇討』~

もう10月。9月はいろいろなことがあって、わさわさしている間に終わって
しまいました。しばらくは精神的にしんどいことが続きそうなのですが、
だからこそ生活を楽しみたいな~♪と思います。もちろん映画もそのひとつです。

☆『柘榴坂(ざくろざか)の仇討』 (9/24観賞)

   監督:若松節郎  原作:浅田次郎
   主演:中井貴一、阿部寛、広末涼子、中村吉右衛門、藤竜也 他

なかなかいい作品でした。秋にお薦めの大人の映画です。
寝不足気味で観に行って、前半ちょっとウトウトってしたのが悔やまれます。
いつかTVで放映されることがあったらぜったいまた観たいです。

井伊大老に仕える彦根藩士の金吾(中井貴一)。桜田門外で大老が水戸浪士らに
襲われ暗殺されます。そのとき警護にあたっていた金吾は、刺客の一人を深追い
してその場を離れたために生き残ってしまいます。切腹も許されず、生き残りの
刺客の首をとってくるよう命ぜられ、苦悩の日々が始まります。
ときは江戸から明治へ。武士の身分はなくなり、何を支えに生きて行けばよいのか。
周りがいかに変わっていこうが、かたくななまでに主君への忠誠を守り抜く金吾。
ついに13年後、あの時と同じ雪の日、ただ一人生き残っている刺客十兵衛(阿部寛)
と出会います。十兵衛もやはり死ぬことも出来ず、名まえを変えて人力車夫をしな
がらいつかこの日が来ることを思いながら13年間を過ごしてきていました。
折しも新政府によって「仇討禁止令」が発布された直後のことでした。

大きく価値観が変わりゆく時代に翻弄される人々。心を痛めながらもみまもる女性たち。
後半の二人の出会いのシーンが素晴らしかったです。久石譲さんの控え目な音楽が、
「生きて行く」という未来をやっと見つけた二人の姿とダブって清々しく感じました。

中井貴一さん、本当にいい俳優さんになられました。阿部寛さんもなかなかです♪


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(マメじゃないので時々更新です)

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