『ピーターラビット展~ビアトリクス・ポター生誕150周年』

9月になると急に時間の流れが早く感じます。
毎日ぐずついた天気で、青空が恋しいですね。
自転車族は空を見上げては一喜一憂しています。


9月2日、『ピーターラビット展~ビアトリクス・ポター生誕150周年』
行って来ました。渋谷のBunkamuraザ・ミュージアムで10/11まで開催中です。

日曜日だったのもあって渋谷の駅前の人の多さにビックリ!
ほとんどが若者で、お祭りみたいにひしめき合っています。
みんな何をしに来るんだろう?幸い娘と一緒だったので耐えられた
けれど、ひとりではとても来れないな~。

実はピーターラビットの絵本を読んだことはないのですが、作者ビアトリクス・
ポター(1866~1943)の半生を描いた映画『ミス・ポター』を以前観たことが
あって、今回の展覧会を楽しみにしていました。

裕福な家庭に育ったビアトリクスがピーターラビットの絵本を描くに至ったいきさつ。
湖水地方との出会いと自然保護運動。絶滅の危機に瀕していた在来種の羊の飼育。
恋人の死と新しい出会い。などなど、なかなか興味深い展示でした。
「ピーターラビット」の初期のインクで描いた原画や、シリーズ化後の色彩豊かな
水彩の原画など貴重なものが沢山ありました。

ファンタジーなお話なのかと思っていたら、なかなかシリアスなのですね。ウサギの
パイだのネズミのパイだの蝶のサンドイッチだの生物界の食物連鎖がしっかり背景
にあります。ピーターもベンジャミンも、かつて飼っていたウサギの名まえだったり、
様々な登場人物も農場にいた動物がモデルだったりと、ほとんどが現実から生まれ
出たお話で、ビアトリクスの自然を見る眼の深さがうかがえました。

素敵な女性の生き方とピーターラビットの世界の片鱗に触れられて楽しいひと時でした♪
このあと、福岡・仙台・大阪・広島・名古屋でも順次開催されるようです。

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ささやかな夏休み~『メアリー・カサット展』

いつのまにやら夏もあとわずかとなりました。
台風10号の進路が気になりますね。

先週の日曜日は(21日)は久しぶりのお休みでした。
朝から晩までなんにも用事がない日って、なんて幸せでしょう 🎶
貴重な休日、家に居たら暑さに耐えるだけで終わってしまいそうなので、
思い切って美術館に出かけることにしました。

『メアリー・カサット展』~9/11まで横浜美術館で開催中

メアリー・カサット(1844~1926)のことを今回はじめて知りました。
アメリカの裕福な家庭に生まれ、21歳の時に画家を目指してパリへ渡ります。
まだまだ女性の画家が少なく男性中心の時代、様々な困難があったことでしょう。
ドガの絵に感銘を受けて印象派展に参加するようになり、日本の浮世絵版画にも
影響を受けたりして作風が変化していくさまが展示を見ていてよくわかりました。

日本では幕末から明治にかけての時代。ヨーロッパではドガやピサロ、ルノワール、
モネなど印象派が活躍した時代。ドガ・ピサロ・歌麿などの彼女が影響を受けた
人の作品も一緒に展示してありました。
カサットの作品は、母や姉など身近な女性や、母と子を題材にしたものが多く、
「母子像の画家」と呼ばれていたそうです。今までこの時代の女性画家の作品を
目にする機会はあまりありませんでしたが、彼女の作品に女性ならではの視点と、
柔らかさや温かさを感じて穏やかな気持ちになりました。

わずかな時間でしたが、ささやかな夏休みを楽しめました。


※Bunkamura ザ・ミュージアムで~10/11まで開催中の
    『ビアトリクス・ポター生誕150周年 ピーターラビット展』
 も時間が取れたら観に行きたいなと思っています。
 ポターの生き方にとても興味があります。1866年生まれだから、少しあとだけれど
 カサットと同じ時代を生きた人ですね。美しい原画もぜひぜひ見てみたいです。


上野の森で『モネ展』鑑賞

あ~もう一週間たってしまいました。
先週の土曜日(10月31日)、上野の東京都美術館まで『モネ展』を見に行きました。
久しぶりの上野。東京上野ラインが開通したので、東海道線から乗り換えなしで
行けるようになり便利になりました。上野は庶民的な町なのでなんだかほっとする
のですが、この頃は行くたびに人が増えてざわざわしてきました。

土曜日なので混雑を覚悟で行ったのですが、並ぶこともなくすぐ入れ、会場内も
思ったより空いていて気持ちよく鑑賞できました。前期と後期で展示作品が
「印象、日の出」から「ヨーロッパ橋、サンラザール駅」に替わったので、
たぶん前期の方が人出が多かったのかもしれません。

美術展の楽しみは、特に西洋の絵画の場合、絵や解説をみながらその時代に思いを
馳せたり、絵の中の遠い異国の地に憧れたり、画家がその絵を描いている姿を想像
したり…。しばしのタイムスリップみたいな感じかな~。

モネ(1840年 - 1926年)の作品にも睡蓮池にかかる日本の橋が描かれていますが、
やはり遠い異国の地、東洋への憧れがあったのでしょうね。
ところでこの睡蓮池ですが、ジヴェルニーに土地を購入して庭を造り、池や橋も造り、
木や花を植え、そのうち川から水も引きこんで憧れの庭に仕上げていったようです。
そして86歳で亡くなるまでご自分の庭の睡蓮池を見つめながら精力的に描き続けた
そうです。妻や息子に先立たれた悲しみがあったとはいえ、幸せな人生だと思います。

その、モネ最晩年の作品が沢山展示されていました。すべてその庭で描かれたもので、
しだれ柳や睡蓮池、日本の橋がいくつもいくつも描かれています。
橋の形もぼんやりとしかわからないほど激しいタッチで色を塗り重ね、ゴッホの絵を
連想させるような色彩と筆使いでした。晩年白内障を患っていたということなので、
目で見て描くというより、心の中の絵への思いを、生あるあいだにすべてキャンバスに
塗りこめていったように感じました。大変印象に残る作品でした。

今回の展示はパリにあるマルモッタン・モネ美術館の作品ですが、そんな貴重なものを
海外で巡回するには細心の注意がいりますよね。輸送中に飛行機事故でも起きたら
全てが無になってしまうけれど、どれくらいの賠償になるんだろう。・・・なんて、
せっかく絵画を堪能した後にそんなしょうもないことをつい考えてしまう私がいます。

久しぶりのお出かけ~北鎌倉『葉祥明美術館』

今週一気に満開になった桜、少し寒が戻って、昨日の強風にもどうにか散らずに
持ちこたえています。おかげで自転車を走らせながらあちこちお花見できました。
入学式までもってほしいですね。

ここ数か月、映画館以外どこへも出かけていませんでした。
春真っ盛りだからどこかへ行きたいな~とネットで探して見つけたのが
北鎌倉にある『葉祥明美術館』です。近いから半日あれば充分。
葉祥明美術館













さっそく、先週の土曜日(3/28)の午後に出かけました。JRの北鎌倉でおりて
明月院に向かって少し歩くと洋館の小さな美術館がありました。(入館料700円)
葉祥明さん、お名前とメルヘンチックな淡い色の絵はよく知っていましたが、
どんな方なのか、美術館に来て初めて知りました。

1946年、熊本市生まれ。絵本作家・画家であるだけでなく、詩人でもあるのですね。
絵本『地雷ではなく花をください』がよく知られていますが、環境や命についての
メッセージを込めた創作活動を精力的にされておられます。

美術館に掛けてあった詩(メッセージ)です。

  『孤独とは』

私たちは孤独を辛いことだと思い,
孤独から逃げることに心を砕きがちです。
しかし、元々人間は、各個人の心の
奥深いところでは、誰も孤独なのです。
いわば、人間にとって孤独は、
当たり前の姿なのです。
だから、孤独を忘れず、嫌わず、
むしろ自分の人生の最も親しい友とし、
孤独を愛し、自分を見つめること…
それが、自分が幸せに生きるための
確かな道の一つではないでしょうか。


この言葉を読んで、今のままの自分でいいんだ、と少しほっとしました。

この美術館は、1991年に開館されました。2002年には故郷の阿蘇にも
『葉祥明阿蘇高原絵本美術館』が開館しました。
阿蘇高原の美術館なんて素敵ですね。いつか行ってみたいな。


北鎌倉 桜













せっかく北鎌倉に来たので、明月院と東慶寺によって帰りました。
次回は生田緑地にある『岡本太郎美術館』や『ばら苑』に行きたいな。
ここは広いので一日お休みがほしいかな。


行ってきました♪『トーベ・ヤンソン展~ムーミンと生きる~』

前々から楽しみにしていた、現在、横浜のそごう美術館で開催中の

   『生誕100周年 トーベ・ヤンソン展~ムーミンと生きる~』
    
     に行ってきました♪(11月2日)
     連休中ということもあって、会場は老若男女でにぎわっていました。

トーベ・ヤンソン展 チケット




トーベ・ヤンソン(1914-2001)は、
日本ではアニメ「ムーミン」の原作者として
有名ですが、本展では、トーベの幼少期の
絵から始まって、風刺雑誌の挿絵画家として
デビューした15歳の頃の絵、自画像、風景画、
雑誌表紙の反戦風刺画、児童文学の挿絵
などなど彼女の生涯を通しての作品が
約400点も展示されていました。

                

もちろん、ムーミンの全作品や絵本版の原画・習作も多数展示されており、まるっこい
アニメのムーミンとは違う、トーベ・ヤンソンのムーミンの世界を堪能することが
出来ました。特に「ムーミン谷の冬」の線画の挿絵がとても寂しげで心惹かれました。
一時、親友トゥーリッキとトーベが夢中になっていたという、「ムーミン」の物語の
中のワンシーンを再現した素朴な手作り立体模型も何点か展示してあり、はるばる
フィンランドから運ばれて来たというのでちょっと驚きました☆彡

彫刻家の父と画家の母のもとにヘルシンキで生まれ、弟も含めて芸術一家として
育ちます。デビューしたのが15歳、86歳で没するまで創作意欲は衰えず、
絵を描くことが生涯大好きだったそうです。
自画像が何枚かありましたが、どれも芯のしっかりした自立した女性のイメージ
でした。第二次世界大戦で、フィンランドはロシアとドイツのはざまで翻弄され
ます。トーベは反戦の気持ちを表すために、雑誌の表紙絵に戦争を風刺する
絵を何枚も描いています。


会場で唯一撮影を許されたのがこれ
トーベ・ヤンソン「夏の家」













1964年から1991年まで親友トゥーリッキと毎夏を過ごした
孤島クルーヴ島の「夏の家」の実物再現モデルです。

※フィンランドのタンペレ市立美術館には、ムーミン谷博物館が併設されていて、
 トーベ・ヤンソン寄贈の原画作品など約2000点の所蔵作品があるそうです。
 本展でも、ここの所蔵作品がたくさん展示されていました。
 もしも羽があったら行ってみたいですね~♬(飛行機は苦手なんです)



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思った事、感じたことを…
(マメじゃないので時々更新です)

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✿趣味:映画、土いじり

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